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【山行記録】写真で振り返る 今年の山行

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今年ももう最後の日になりました。今年は色々な山に行きましたので、まとめて貼っておきたいと思います。本当に、貼るだけです!特にコメントとか付けません!

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

【山行記録】天を衝く鋭鋒 槍ヶ岳

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20 Sep. 2019. Matsumoto, Nagano.

9月20, 21日は後輩とクライミング仲間の3人で槍ヶ岳に登ってきました。本当は2泊3日で大キレットを越えて穂高まで行く予定だったのですが…悪天のため断念。しかし初日は天気が良かったので槍ヶ岳には登ることができました。槍ヶ岳は名前の通り、槍のように尖った山容になっている有名な山です。松本市からだと場所によっては蝶ヶ岳〜常念岳の稜線に隠れて見えませんが、一回見たら忘れることのない特徴的な山となっています。「アルプス一万尺 小槍の上で〜♪」の「槍」ですね。山頂は「大槍」にあって、実際に「小槍」もあります。「孫槍」や「曾孫槍」もあるようです。ということで今回は、いつも安曇野側からアクセス可能な蝶ヶ岳や燕岳から眺めていた「槍の穂先」に初挑戦してきました。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

tag : 北アルプス 山行記録 槍ヶ岳 日本百名山 上高地

【山行記録】令和元年山の日 東北の名峰 鳥海山

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11 Aug. 2019. Yuza, Yamagata.

令和元年の山の日。特に意識していたわけではありませんが、両親と一緒に母方の祖父の家がある秋田県由利本荘市に行く日程と天気の関係で、東北の名峰・鳥海山に登ることにしました。小さい頃は毎年の夏休みに鳥海山の麓で虫捕りをしていましたが、本格的に登山をするのは今回が初めて。まぁ一回くらいちゃんと登っておくか〜、と軽い気持ちで行ってみましたが…物凄い量の登山者でした。山の日の前までに検索エンジンで「〇〇山 登山」というキーワードで検索された数では、富士山を抑えて1位になったのが鳥海山だったそうです。知らぬ間にトレンドに乗っていました。ちなみに鳥海山は山頂までのコースがたくさんあるので、この記事は地図を見ながらどこを歩いているのか確認していくとわかりやすいかもしれません。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

tag : 東北 山行記録 鳥海山 日本百名山

【山行記録】二ヶ月ぶりの登山… コマクサ咲き乱れる燕岳稜線

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31 Jul. 2019. Azumino, Nagano.

この一ヶ月半はとにかく実験をしました。もう空き時間があればとにかく実験。まぁ梅雨が長く、雨のせいでフィールドへ出られなかったというのもありますが、前回の山行は5月26日の蝶ヶ岳でしたので、まる二ヶ月も登山をしていなかったことになります。クライミングなどをして体は動かしていましたが、やはり登山とは全く違う運動なので体が鈍ってしまって、これでは夏休みの登山に影響が…ということで、実験も一段落してゼミでも一応報告ができたので、7月最終日の本日は燕岳稜線に遊びに行ってきました。実はコマクサをしっかり撮ったことがなかったので、今回の目的は燕岳稜線のコマクサ群落です。しかしまぁ…久々の登山はやっぱりキツかった〜。

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テーマ : 花・植物
ジャンル : 写真

tag : 北アルプス コマクサ 燕岳

【山行記録】 槍、穂高連峰の大展望台 残雪の蝶ヶ岳へ

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26 May. 2019. Azumino, Nagano.

週末は快晴で気温も高く、松本市でも30℃を超える厳しい暑さでした。そんな暑さから逃れるべく、残雪の蝶ヶ岳へ行ってきました。

燕岳から眺める景色も綺麗ですが、やっぱり眺望で言えば槍・穂高連峰がバーンと見える蝶ヶ岳に勝るものはない…と個人的に思っています。以前、秋に蝶ヶ岳を登ったとき、稜線に出たら見えた槍・穂高連峰がとても印象的で、今度はできれば雪が残っているうちに写真を撮りたいと思っていたので5月最後のこの週末に登ることにしたのでした。今回は三股登山口から蝶ヶ岳に登ってきました。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

tag : 北アルプス 山行記録

雪上訓練@針ノ木雪渓

先日、元山岳会の後輩から「雪上訓練をやるんですが、一緒にどうですか?」と誘っていただいて、後輩に雪上での歩行や滑落時の停止方法などのレクチャーをしてもらうことになりました。このところ雪の付いた稜線での歩行なども徐々にやるようになってきていたし、しっかり訓練を受けておくのは必須だろうと思っていたので、ありがたい限りです。雪上訓練を行った場所は長野県大町市にある針ノ木雪渓。僕の他に初めて雪上訓練を受ける方がもう一人 (クライミング仲間で何度か一緒に山に行っている人)、それからもう一人、やはり元山岳会で上級者の方も同行してくださったので、元山岳会2人 (講師) と訓練を受けるのが我々2人 (受講生) という4人で針ノ木雪渓へ行ってきました。


扇沢駅
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/50秒

朝6時50分、針ノ木岳への登山口がある扇沢駅に到着。針ノ木雪渓は針ノ木岳へ登る登山道の途中にある雪渓です。今回は訓練だったので稜線までは行きませんでしたが、針ノ木岳の山頂まで行こうとすると登りのコースタイムが6時間ほどの結構長い登山になります。

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針ノ木岳登山口
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/50秒

登山口で登山届けを出して出発!最初は道路を何回か横切りながら林内を歩いて行きます。

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序盤の登山道
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/50秒

この日は午後から曇ってくる予報だったのですが、僕らが山にいるときは何とか天気も良い状態で保ってくれました。

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林内の残雪
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/80秒

登山道を少し進むと林床に残雪がある箇所に到達します。このあたりから夏道がよく分からなくなっていました。一人だったらかなり不安だったと思います。

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林内の残雪
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F7.1, SS1/50秒

針ノ木岳の登山道序盤にはブナ林があり、ちょっと撮りたいなと思っていた残雪のブナ林も少しだけ撮影することができました。ブナ林を抜けるといよいよ雪渓が近付いてきます。

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残雪を渡る
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/60秒

こんな感じの残雪をいくつか横切って行くと、いよいよ針ノ木雪渓に到着です。

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針ノ木雪渓
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/60秒

針ノ木雪渓の下部に到着。しかし雪上訓練をするには少し傾斜が足りないので、もう少し雪渓上を登って行き、訓練に適した斜面を探します。

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針ノ木雪渓と針ノ木岳
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/100秒

元山岳会のお二人に雪渓を歩くときの注意事項などを教えて貰いながら、雪渓の上部へと歩いて行きます。雪渓は両端と中央 (沢の上部) が薄くなって崩れやすいそうです。言われてみれば確かにそうだ。

そして実際に雪上訓練をする斜面に到着して、キックステップを使った直登、下降、トラバース、それらを複合したジグザグの登り、下り、といった感じで歩行訓練をして、最後にピッケルを使った滑落停止訓練をしました。後輩の説明がとても分かりやすく、しっかり頭に入ったのですが、実際に落ちたときにこんなことできるのだろうか…というのはあります。後輩も「基本的に滑落したら終わりなので、まずは滑落しないこと。次に初期停止。滑落してからの停止はもう一か八かの賭みたいなものです。」と言っていました。とは言うものの方法を知っているか知らないか、訓練を受けているか受けていないかというのは大きな違いだと思いますので、とてもためになったと思います。滑落した際には素早くピッケルを胸に付けて脇を締めて、俯せになりつつ雪面にピックを刺して体重を掛けて止める…この時にピッケルのブレード部分を右胸に押し当てるので、事前に後輩から「右胸にアザができますよ。」と言われていたのですが、しっかりアザができました (ちゃんと訓練ができていた証拠?)。

一頻り訓練が終わったら、稜線には出られませんでしたが少しだけ雪渓の上部に行って景色を楽しみました。

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針ノ木雪渓を行く
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/160秒

訓練を行っていた箇所の上部には結構大きなデブリがごろごろと転がっていました。触ってみたら凍っていてもの凄く硬かったです…あんなのが当たったらひとたまりもありません。

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針ノ木雪渓を行く
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/160秒

午後になるにつれて雲が多くなってきたので青空と稜線という構図にはなりませんでしたが、雲間から差し込む光と影がとても綺麗でした。

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針ノ木雪渓と爺ヶ岳
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/160秒

振り向くと爺ヶ岳。今度は稜線に出て景色を眺めてみたいです。

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シュルンド
17 May. 2019. Omachi, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/100秒

雪渓の端にはシュルンドもたくさんありました。あんなのに落ちたら…と思うと怖いですね。いつも、ある程度できるようになったときが調子に乗って危険だと思いながら慎重に行動するように心がけていますが、これからも気を引き締めて登っていこうと思います。

いまのところ来週末は天気が良いので、またどこかに歩きに行こう。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

燕岳リベンジ

GW後半に燕山荘に行ってきた記事を書きましたが…ISO感度は高すぎるわ、絞りも絞りすぎで写真の細部がぼやけてるわ、早めに下って大学で作業しなきゃならないので稜線での滞在時間が短くてライチョウにも逢えないわ…不完全燃焼だったわけです。この一週間ずっともやもやしていたのですが、この週末もまた天気が良い…ということで燕岳リベンジ行ってきました。


燕山荘手前の稜線より槍・穂高方面を望む
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/160秒

最初の写真からいきなり稜線です。もう稜線に出るまではカメラもザックにしまい、ひたすら駆け上がりました。登山口を朝5時半に出発してサクサク登って、燕山荘に着いたのは朝8時半前。コースタイムは4時間20分ですので、まぁなかなかのスピードで登ったのではないでしょうか。おかげで綺麗な景色を拝むことができました。そして何より、稜線で余裕があったのでカメラの設定をしっかり確認できました!細部までしっかり撮れている!まぁ、この画像では分かりませんが…とにかく満足です。

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表銀座縦走路と槍ヶ岳
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/125秒

前回と同じ構図で撮り直し。やっぱり綺麗に写ってる。絞りを絞ればいい、ということではないということを改めて実感しました。さらに前回と違い雲がとても綺麗に出ていて、いかにも「フォトジェニック」な風景です。ちなみに「フォトジェニック (photogenic)」っていう単語を調べたら、海外では人物に対して使うのが一般的で、風景に「フォトジェニック」という言葉を使うのは一般的ではないそうです。なので「インスタ映え」の方が良いのかもしれない。映え映えです。

まぁそんなことは良いとして、今回は時間に余裕があるので燕岳にもちゃんと登りました。燕山荘〜燕岳はアイゼンも必要なく、しかもGWのときと違って人も少ない。朝早くに稜線に着いたのもありますが、登山道は空いていてゆっくり歩きながら思う存分写真を撮ることができました。

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残雪の燕岳
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/125秒

とりあえず前回と同じ構図で燕岳を撮影。やはり花崗岩とハイマツと残雪の美しい山容は余裕を持って撮りたいものです。スポーツなんかと同じで写真も練習して上手くなるから、毎週末にいつも試合してるだけだと上手くならないんだそうな。山写さんがつぶやいていた。そういう意味では撮って失敗して反省して改善した今回の写真は、練習から学んで本番を迎えたような感じ。これができるのは信州に住んでいるからこそというのが大きいです。

さて、ここからは稜線で撮りまくった写真が続きます。正直、どんな風に撮ろうと絶景だったので、あとはシャッターを切るだけです。

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燕岳稜線上の花崗岩と槍ヶ岳
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/125秒

燕岳へ向かう稜線を歩いていて思ったのは、「なぜ前回はこんなに綺麗な稜線を歩かなかったのか…」ということ。本当に歩いていて気持ちの良い美しい稜線でした。

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残雪の北アルプス
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/125秒

槍ヶ岳から笠ヶ岳・双六岳・黒部五郎岳…そして綺麗な空と雲。この日は、山はもちろんのこと空がとても美しく、印象的でした。

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白い稜線と残雪の山
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/80秒

山と空だけではなく、足元の白い稜線から切り取るような構図もまたよかったです。手前の特徴的な花崗岩から稜線の登山道を抜けて、最後は槍ヶ岳へと視線を誘導する感じで撮ってみました。

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めがね岩と槍ヶ岳
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/80秒

有名なめがね岩。穴が2つ空いていて、めがねと言われれば…確かにそうか…。

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燕岳山頂から望む北燕岳と北アルプス北部
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/160秒

そして山頂に到着。白馬方面まで綺麗に見えていました。

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燕岳山頂
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/100秒

一応、山頂まで登ったので証拠写真。

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燕岳山頂から望む穂高方面
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/100秒

山頂から見る穂高方面もまたとても綺麗でした。

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燕岳山頂から望む穂高方面
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/100秒

帰り道もたくさん撮影したのですが、その分、時間が掛かります。燕山荘から燕岳の往復は一時間もあれば十分にできるのですが、倍以上掛かりました。

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白い稜線と残雪の北アルプス
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/100秒

綺麗だなぁ、なんて思いながら立ち止まって写真を撮って…まぁそんなことしてたら時間が掛かりますね。

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足元のハイマツと残雪の北アルプス
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/80秒

縦の構図で撮ると足元から空まで入れ込むことができて、何かの雑誌の表紙になりそうな感じです。

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残雪の北アルプス
11 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F11, SS1/80秒

稜線での時間は楽しく、いつか夕焼けや星空、朝焼けも撮ってみたいと思いつつ、今回は大満足して下山しました。もう今シーズンの残雪期にここに来ることはないでしょう。…たぶん。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

残雪の燕岳を撮りに

10連休のGW後半は、中房温泉から入山して日帰りで残雪の燕岳を見に行ってきました。当初は燕岳にも行こうかと考えていたのですが、燕岳手前の燕山荘周辺で写真を撮って十分満足したのと、午後になって気温が上がると雪が溶け始めて帰りの稜線歩きが危なくなりそうだったので、燕岳山頂には寄らずに燕山荘までに留めて早めに下山。それでも残雪期の北アルプスは見応えがあり、とても楽しかったですが、やはりまだまだ雪山であることを意識して登らないといけないとも感じました。

GWで、しかも天気が良いということもあって大混雑するだろうと予想していたので、朝4時に起床して中房温泉手前の登山者用無料駐車場に5時半頃に到着しました。実際にはそれでも遅いくらいですが、まぁ駐車場が埋まっていたら諦めて帰ってもいいかなという気持ちでした。有明荘の上にある第3駐車場が残り4台分ほど空いており、そこに駐車して登山開始。ちなみに第1, 2駐車場はすでに満車で、僕が駐車したあとすぐに第3駐車場も満車になりました。本当にギリギリセーフ。


有明荘
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F5, SS1/50秒

登り初めは雪もなく、アイゼン無しで登れたのですが、最初のベンチがある箇所のすぐ上から雪、というか氷があって滑るようになったのでアイゼンを付けました。周りは軽アイゼンやチェーンスパイクを付けている人が多かったですが、僕はそもそも12本爪アイゼンしか持っていないので…。でも最終的には12本爪アイゼンを付けていないと不安な箇所 (稜線など) が多くあったので、良かったかなと思います。

ただ、合戦小屋の手前くらいまでは雪が凍っている箇所と、それが溶けて土が露出している箇所が何度も入れ替わり出てくるので、多少歩きにくいところはありました。なので合戦小屋手前までの登りは軽アイゼンなどがあった方が歩きやすいのかもしれません。

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雪が凍った箇所と土が露出した箇所の繰り返し
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F5, SS1/50秒

合戦小屋が近くなってくると土が露出しているような箇所はなくなり、登りもやや急になってきます。そして雪の状態はややシャーベット状で、軽アイゼンやチェーンスパイクでは少し滑って歩き辛そうな人もいました。12本爪アイゼンであれば問題なかったです。あと、僕はピッケルを持って行きましたが、登りはストック (2本) があると楽かもしれません。

合戦小屋の直前まで来ると木々が疎らになり、常念の稜線が見えてきます。

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ようやく見えてきた常念の稜線
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/100秒

合戦小屋で少し休憩して、出発するとすぐに合戦尾根に入りますが、ここがもの凄い急登です。北アルプス三大急登の1つなんだとか…(残りは烏帽子岳のブナ立尾根と剱岳の早月尾根だそうです)。

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合戦尾根 (北アルプス三大急登)
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/100秒

雪が締まっていたので多少は登りやすかったですが、確かにここの急登は堪えました。
それでも頑張って登っていると稜線の向こうに…

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見えてきた槍の穂先
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/100秒

ちょこんと槍ヶ岳の頂上が見えてきます。

そして合戦尾根を登り切ったところの眺めはこんな感じ。

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燕山荘まであと少し…
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/160秒

あとは燕山荘を目指して稜線をひたすら歩いて行きます。

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燕山荘と燕岳が見える
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/200秒

そして東西に延びる稜線の北には白馬方面が、南には槍・穂高連峰が見えてきます。

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まだまだ真っ白な白馬方面
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/200秒

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常念の向こうの槍・穂高連峰
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/200秒

景色は最高でしたが、稜線の左右は滑り台のような雪面になっていて、足を滑らせたら谷底まで落ちていきそうな感じでした。太陽が上がって気温が高くなり、稜線の雪はぐずぐずになっていたので、とくに下りは軽アイゼンやチェーンスパイクでは厳しい状態になっていたように思います。

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燕山荘へと続く稜線の登山道を振り返る
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/160秒

昨日はそんなところを下っていたチェーンスパイクを履いたおじさんが滑って尻もちを付いて少し滑っていました…。そりゃこんなところチェーンスパイクじゃ滑るに決まってるでしょ、と思いましたが、下手をしたら谷底まで続く雪の滑り台で一気に下界まで行っていたかもしれません。本人は「滑っちゃった笑」と言って元気そうでしたが…。「燕岳は危険箇所もなく残雪期も比較的登りやすい」と書かれていることもあります。確かに何度か上級者に雪山へ連れて行ってもらった人にしたら良いステップアップになるかもしれませんが、雪山が初めてだったりする人は怖い思いをするところがあるのではないかと思いました。僕は結構な緊張感がありました。

それでも天気が良ければ眺めは最高です。これまで厳冬期の硫黄岳、蓼科山、焼岳や、残雪期の硫黄岳、蓼科山に行ってきましたが、雪化粧した北アルプスの稜線はなかなか見応えがあります (厳冬期の焼岳に登った際も穂高連峰は見ていますが、焼岳は北アルプスの南端近くに位置するので、北アルプスの稜線を一望できる燕岳からの眺望とはまた異なります)。

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北アルプスの山々
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/200秒

稜線を歩いているうちにやや雲が掛かってきてしまいましたが、大天井・常念・蝶、そして槍・穂高・双六 (?) と北アルプスの山々が一望できます。

そしてやはり槍ヶ岳はカッコイイ。

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燕岳の象徴でもある花崗岩と表銀座縦走路、その先に槍ヶ岳
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α77 II, SONY 70-400mm F4-5.6 G SSM II, ISO100, F10, SS1/320秒

望遠レンズで表銀座縦走路と槍ヶ岳を撮影していたら、後からきたおじさんに「そんなの持ってここまで上がってきたの!?」とびっくりされました。「そうなんですよ〜」と答えましたが、正確にはこれだけじゃなくてフルサイズのボディとレンズも持って上がってます。自分でもよくこれだけ持って登れるようになったもんだと思いますが、プロの山岳カメラマンや登山家はこんなもんじゃないくらいの重量を背負って登るので、まだまだ…。

そして燕山荘からは綺麗な燕岳が見えます。

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花崗岩がと残雪が美しい燕岳
4 May. 2019. Azumino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO500, F20, SS1/160秒

最初にも書きましたが、今回は帰りの心配があったので燕岳は撮るだけで、登るのは夏に持ち越し。コマクサの季節にまた来たいと思います。

それから今回の失敗は登山最初にISOを500にしたのを忘れて、ずっとやや画質が悪いまま撮ってしまったこと…残念でしたが、仕方ない。。。

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

残雪期の硫黄岳登山

今年のGW (ゴールデンウィーク) は10連休ということで、ちょっと遠出して山行をする人たちも多いと思います。GWの初日は天候が悪く、前日までの陽気はどこへ行ってしまったの…?と思うような寒い連休の幕開けとなりました。北アルプスでは開山祭が行われたものの、雪が降ってかなり厳しいコンディションになっていたようです。実際に事故が起こっているようですし、気を付けないといけないですね…。

僕は昨日、残雪期の硫黄岳に日帰りで行ってきました。桜平に車を置いて、夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳のルートで、下山は同じルートを下ってきました。前日の夜まで天気予報・気圧配置・登山指数を確認して「この日なら絶対に晴れるし、風も弱い」という確信をもって山行に向かい、予想通りの快晴・無風のコンディションで登ることができました。それはまぁ、予定通りだったのですが、びっくりしたのがいままで見たこともない綺麗な気象現象に遭遇できたこと…ということで、本日は写真多めで昨日の山行記録をアップします。

朝は4時起床で5時に自宅を出発、登山開始が6時半でした。この時間帯、桜平の駐車場はほとんど車がなく、余裕で駐車することができました。スタートが標高1,900mで朝ということもあり、気温は-4℃。地面は凍っていました。


登山スタート
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F9, SS1/50秒

気温自体は氷点下でしたが、日差しは暖かく、歩いていると気持ちよくなってきます。
でも林床にはまだ雪が残っていますし、夏沢鉱泉までの坂道の所々にも雪、というか氷が残っていて、気温が上がり始めると溶けてものすごく滑ります。早朝はよく凍っているのと、登りだったこともあって、気にせずに登れました。

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標高1,900m付近の林床
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F3.2, SS1/50秒

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夏沢鉱泉までの登山道
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F9, SS1/50秒

そして夏沢鉱泉に到着。ここから先はずっと山頂まで固まった雪道なので、ここでアイゼンを付けます。

DSC02851.jpg
夏沢鉱泉
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F9, SS1/50秒

夏沢鉱泉から先の登山道 (林床) はこんな感じ。

DSC02853.jpg
夏沢鉱泉〜オーレン小屋の登山道
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F5.6, SS1/50秒

雪がしっかり固まっていますが、雪が固まった登山道を少し外れると踏み抜きます。登山道の脇に踏み抜いた跡がたくさんありました。

そしてオーレン小屋に到着。

DSC02857.jpg
オーレン小屋
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/100秒

8時過ぎに到着したので、コースタイムよりやや遅いくらい。まぁ途中でアイゼンを付けたり、写真を撮りながら歩いたりしているので、こんなもんです。目指す頂が見えてきて、「あんなところまで行くのかぁ」と思いつつ、綺麗な赤岳を見るために歩きます。なんだか赤岳って格好良くて、昨年の冬から何度も写真に収めていて、今回も目標のひとつは残雪期の赤岳を硫黄岳山頂から撮ることでした。そしてこの時点では全く気づかずに写真を撮っていましたが、うっすらと日暈ができています。

DSC02867.jpg
オーレン小屋周辺の針葉樹林
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/50秒

小屋の周辺の針葉樹林は、前日に降った雪で綺麗な雪化粧をしていました。ここからは30分も掛からずにヒュッテ夏沢とやまびこ荘がある尾根に着きます。

DSC02874.jpg
ヒュッテ夏沢とやまびこ荘越しの硫黄岳爆裂火口
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/125秒

尾根に出ると見えるのが、硫黄岳の凄まじい爆裂火口。夏山の時期に同じルートで硫黄岳に登ったことがありますが、雪があるとまた雰囲気が違って良いですね。ちなみに、この写真だと結構綺麗に日暈が出ていますが、この時点でも僕は日暈が出ていることに気づいていません。だから太陽も入れた構図の写真を撮っていません。いやぁ、案外気づかないもんですね。。。

夏沢峠を過ぎると、今度は尾根上の樹林帯を少し通り、その跡はハイマツ帯、そして岩稜帯へと続く急登になります。樹林帯を抜けた頃に夏沢峠方面を振り返ると浅間山系が綺麗に見えます。

DSC02890.jpg
夏沢峠から先の樹林帯を抜けると見える急登
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/160秒

DSC02883.jpg
夏沢峠から先の樹林帯を抜けた付近から望む浅間山方面
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/125秒

「今日は360°の展望で大当たりの日だな!」なんて思いながらサクサクと登って行きますが、本当に凄かったのはそこじゃなかったわけです。

DSC02893.jpg
硫黄岳登山道のハイマツ帯から望む北アルプス
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/100秒

それでもやはり北アルプスや御岳山、中央アルプスの眺望は素晴らしく、立ち止まっては振り返り、写真を撮っていました。で、そろそろ気づきます。「あれ?日暈が綺麗に出てるなぁ」と。

DSC02925.jpg
硫黄岳直下の岩稜帯と日暈
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/400秒

ようやく日暈も構図に取り入れた写真を撮り始めました。それでもこの時点では「日暈が出てるなぁ」くらいにしか思っていませんでした。日暈は何度も見たことがあるし、まぁそんなに珍しいものでもないですからね。とりあえず画にはなるなぁ、という感じで撮っていました。

でも登って行くうちに「なんか日暈が二重になってるし、しかもいままで見たこともないほど綺麗だ…」と思ってガンガン写真を撮るようになってきました。周りの人たちも「今日の日暈すごく綺麗だね」なんて話していました。

DSC02935_201904291309435ad.jpg
ケルンと日暈
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/640秒

この写真、撮っているときは気づいていませんでしたが、日暈が二重になっているだけではなく、幻日環というのも薄く写っています。この後、幻日環はもっと明瞭になるのですが、それは下山時に撮影することになります。あと、どうでもいいですがこの写真の太陽の真ん中からウルトラマンが出てきそうだと思うのは自分だけだろうか…。

日暈も凄いですが、もちろん周りの景色も絶景です。

DSC02955_20190429130945d19.jpg
硫黄岳登山道から北八ヶ岳・北アルプス方面を望む
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/200秒

DSC02964.jpg
硫黄岳の岩稜帯に形成されたシュカブラと御岳山遠望
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/200秒

振り返れば天狗岳や蓼科山、さらに奥には北アルプスと浅間山系が綺麗に見えるし、登って行くときの右手には岩稜帯に形成されたシュカブラと、遠くに御岳山が見えます。GW初日も、本日も、おそらくこんなに綺麗な眺望はないでしょう。GW前半戦は昨日が唯一の登山日和だったと言えるのではないでしょうか。

そして山頂に辿り着くと大迫力の爆裂火口。この時、南の空には綺麗な彩雲が掛かっていました。

DSC02976.jpg
硫黄岳爆裂火口と彩雲
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/250秒

山頂に辿り着いたのは10時過ぎ。写真を撮りまくっていたのでかなりのスローペースです。

まぁ急いでいたわけでもないし、何より彩雲と赤岳の写真を撮れて本当に満足だったわけです。

DSC02983.jpg
横岳〜赤岳と彩雲
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/250秒

DSC03004.jpg
横岳〜阿弥陀岳と彩雲 (奥には南アルプス)
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/250秒

DSC03020_20190429131011c15.jpg
横岳〜赤岳と彩雲 + 日暈
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/200秒

本当に大満足で、最後に中央アルプス方面を撮影して下山。

DSC02992.jpg
硫黄岳山頂から望む中央アルプス
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/125秒

…でもこの日はそれでは終わらなかったのです。本当に凄いのはこの後でした。

山頂から下山を始めて5分くらいしてから山頂を振り返ると、やたらと明瞭な美しい彩雲が出ていました。

DSC03046.jpg
下山時に見えた明瞭な彩雲
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/160秒

「なんだかやたら綺麗だな…しかもどんどん光も強くなって、大きくなってるし…」そんなことを思って、これで下山してしまうのはもったいなさ過ぎる!ということでまた登り返して山頂に行くと、彩雲はどんどん長く、そして鮮やかになっていきました。

DSC03060.jpg
再び山頂で撮った横岳〜赤岳と彩雲
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F11, SS1/160秒

そこからはもう山頂にいた人たち全員が感動しきりで、みんなが写真を撮って喜んでいました。そして最高潮のときに撮ったのが次の写真です。

DSC03093.jpg
横岳〜阿弥陀岳の上空に掛かる環水平アーク
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/80秒

後で調べたら「環水平アーク」という現象らしく、長野県上空ではかなり綺麗に見えていたようです。こんな日のこんな瞬間に硫黄岳の山頂にいられたのは、本当に運が良かったと思います。

結局山頂には一時間以上いたでしょうか…ひとしきり写真を撮って、下山することとしました。下山時にもまだ環水平アークは残っていたため、振り返って硫黄岳山頂と環水平アークを撮りながら歩きました。

DSC03135.jpg
硫黄岳に掛かる環水平アーク
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/125秒

DSC03146.jpg
硫黄岳に掛かる環水平アーク
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/125秒

硫黄岳山頂までは点々と大きなケルンがあり、さらに爆裂火口の壮大な雰囲気、そこに環水平アークという幻想的な現象が相まって、昨日の夏沢峠から硫黄岳山頂への登山道は、何かどこか異世界への入口のようにも見える不思議な空間でした。

そんなことを思いながら、ふと太陽を見上げるとさらに珍しい現象が…。

DSC03149.jpg
幻日環
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/320秒

普通の日暈は太陽を中心に輪ができますが、それとは別に太陽を通る白い光の輪が見えたのです。これは「幻日環」という現象だそうで、環水平アークよりもさらに珍しい現象だということでした。

DSC03153.jpg
硫黄岳山頂 + 環水平アーク + 日暈 + 幻日環
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO200, F16, SS1/125秒

せっかくなので硫黄岳山頂から幻日環まで全部入れた写真を撮ってみようと思ったのですが…24mmでは厳しかったです苦笑

DSC07822.jpg
春の赤岳
28 Apr. 2019. Chino, Nagano.
SONY α77 II, SONY 70-400mm F4-5.6 G SSM II, ISO100, F11, SS1/125秒

あと、もちろん赤岳単体も撮ってきました。しかし昨日は本当に素晴らしい日でした。GW後半にはどこに行こうか…また作戦を練ります。

とりあえず明日は非常勤講師をさせてもらっている私大で講義…5月の3週目の火曜日が開学記念日で休みらしく、GWに講義をして補填するらしいです。これ、誰が得するんだろうか…そして学生は来るのだろうか…

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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

早春の蓼科山

先週の水曜日あたりからやや風邪気味で、金曜日は研究室の追いコンがあったため週末はふらふら…。それでも土曜日は (小さい頃から) お世話になった筑波大学山岳科学センター 菅平高原実験所 (元菅平高原実験センター) の教授の退職記念講演を聴講しに上田まで行って来ました。「龍角散ののどすっきりのど飴」をたくさん舐めたからきっと大丈夫、と心に言い聞かせたのでだいぶ回復した気がします。病は気から。治ると思って寝たら治るんだと信じてます。そして病み上がりで少し脱力感があった昨日、朝起きて天気予報を確認したところ午後から蓼科山の天気が良さそう…。21日の祝日に購入した道具も試したかったので頑張って蓼科山に行くことにしました。まぁ道具のお試しが目的だったので、本当にキツかったら途中で下山すると思っていたし、大丈夫でしょうということで。結果的に超快晴の超絶景だったので山頂まで行きましたが。

この日は朝起きたのが7時、準備をして家を出発したのが9時、登山開始は10半時と超スロースタートで登山開始でした。でも朝早くに出発していたら八ヶ岳に掛かった雲が取れる前に下山、下山後に快晴という残念な結果になっていたことと思います。というか前日の夜から蓼科山の天気は気にしていて、どうやら午後の方が良さそうだということは確認していたので、朝はゆっくり起きました。こちらが登っている途中、早々に下山してきたおじさんとすれ違ったのですが、そのおじさんが「いまから登ったら絶景でしょうね…」とやや残念そうに言っていました。天気予報を見てから行くかどうかを判断できる山がいくつもあるというのは、こういうときに強いです。

しかし風がなくて日差しが強くなった登山道はめちゃくちゃ暑かった…。特に蓼科山の女神茶屋登山口からの登山道は途中からすごい急登になるので、もの凄く暑かったです。汗だくです。前回蓼科山に行ったのは1月6日 (冬の蓼科山) 。この時は麓でダイヤモンドダストが見られるほど冷え込んでいましたので、随分と季節が進んだもんだと思いました。それから前回はアイゼン・ピッケルを持っていませんでしたが、今回はちゃんと購入して行きました。なので今回の蓼科山登山はアイゼンとピッケルの試し、練習というのが主な目的でした。正直、値段も高いし買うのをかなり躊躇いましたが、春山登山での滑落・遭難事故のニュースを見ると、このままだと自分もいつか死にそうだな、と思って装備を揃えることにした次第です。おかげで凍った斜面で滑ることもなく、快適に歩けました。

そして登山道中腹で見えた景色がこれです。


早春の青空と八ヶ岳連峰
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/60秒

こりゃすごい!と病み上がりであることも忘れて写真を撮ります。早春の雰囲気が良い感じに出ていました。頑張って来るという決断をして良かったよ、ホント。この撮影地点から少し登ると今度は縞枯れが出てきます。

DSC02528.jpg
縞枯れと八ヶ岳連峰
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/50秒

DSC02535.jpg
縞枯れのトンネル
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/60秒

霧氷が着いた縞枯れも良いけれど、この感じも好きです。青空と雪による太陽光の照り返しで木々がハッキリと写ります。この縞枯れのトンネルを抜けるといきなり岩稜帯に出ます。冬の蓼科山は岩稜帯に出ると強風が吹き荒れるイメージだったのですが、この日は殆ど風がなく、時折そよっと吹くぐらいで山頂付近でもすごく快適でした。

DSC02549_20190325131625b09.jpg
縞枯れ地帯上部の岩稜地
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/100秒

DSC02539.jpg
山頂から下山中の一行
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/60秒

山頂から下りてくる人たちはみんな「下りてしまうのがもったいないくらい良い天気だな!」と話していました。本当に、その通りの陽気でした。

DSC02562.jpg
雪に埋もれる山頂ヒュッテ
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F9, SS1/100秒

山頂ヒュッテは半分が雪に埋まっていましたが、それでも風がなくて日差しが暖かかったので山頂で少しまったりできるくらいでした。まぁまた急に寒くなったりすることと思いますが…少なくともこの日は春を感じる陽気でした。

DSC02587.jpg
蓼科山山頂
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/100秒

登ってるときに気づいたのですが、これまで自分は蓼科山に3回登頂しているのですが、何れも雪が積もっている時期で夏は来たことがありません。冬の方が綺麗な気がするので、夏に来ることもないかなと思ったりもしますが…また夏に考えよう。

DSC02582.jpg
蓼科山山頂から望む八ヶ岳連峰
24 Mar. 2019. Chino, Nagano.
SONY α99, SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II, ISO100, F10, SS1/100秒

山頂から八ヶ岳方面を撮って下山。10半時に登山を開始して、13時に山頂、15時に下山ということで行動時間は4時間半でしたが、流石に病み上がりだったため下山したら疲労感が凄かったです。でもアイゼン・ピッケルの練習ができたし、何より凄い絶景が拝めたので大満足でした。

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テーマ : 山の風景
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PROFILE

Tomoya SUZUKI

Author:Tomoya SUZUKI
1985年10月生まれ
博士 (理学)

昆虫類の分子系統地理や種分化などについて研究しています。週末は山にいることが多いです。ここではほとんど山や生きものの写真を掲載します。たまに研究の話しも書く予定です。

HP: TOMOYA SUZUKI WEBSITE
2015年5月2日開設

研究内容や写真使用の問い合わせに関しましてはメールまたは問い合わせフォームよりご連絡ください。
※画像の無断複写・転載を禁じます。

E-mail:
suzuki_t(a)shinshu-u.ac.jp (UNIVERSITY)
10.3.t.suzuki(a)gmail.com (PRIVATE)


現在使用中のカメラ
SONY α77
SONY α77 II
SONY α99

これまでに使用したカメラ
SONY α700
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL

現在使用中のレンズ
SONY 50mm F2.8 Macro
SONY Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II
SONY 70-400mm F4-5.6 G SSM II

これまでに使用したレンズ
MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8
MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5
MINOLTA HIGH SPEED AF APO 80-200mm F2.8
SONY Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA
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